君の味に落とされて。




あたしは裏にケーキの注文を伝えてから、レジの場所に戻った。

玲於先輩、あたしがなんだって言ったんだろう?

すっごいメイド服似合わないとか?


「うーん…」


「あ、純菜!そろそろシフト終わる?」


唯が走ってきてそう言うから、時計を見るとあとシフトが終わるまで15分くらい。


「あと15分くらいかな。唯は今日はシフトないんだっけ?」


「あたしはずっと裏でケーキ準備してたっての」


唯はふんっと頬を膨らませて、教室を見渡して玲於先輩を発見したらしく、目を開いた。


「ちょ、玲於先輩いるじゃん、話した?」


「あ、うん、さっき」


「てか隣の人も結構イケメンだね」


良介先輩も確かにカッコイイけど、玲於先輩のほうがいいかな…、

なんて考えてちょっと恥ずかしくなった。


「良介先輩って言うんだよ」


「へぇ~」