だが、遅かったようだ。
お父さんが泣きながら、
『もう行っちゃったよー』
と言った。この時、お父さんが泣いてるのを見るのは初めてだった。
私たちが付く10分前くらいに亡くなったそう。
お母さんもなきながら、
『何で待っててくれなかったの!?ねえ!!
起きてよ!!やだよ!!ねえ!!』
と、ずっと叫んでいた。
そのうちにお父さんの兄弟、つまり、おじいちゃんの娘、息子が揃ってきた。順番に顔を見ていき、お母さんの番になったら
泣きわめいていた。
昨日まで元気だったじゃん!
じゃがいも、埋めたじゃん!
いろいろ言っていたが、おじいちゃんはもう戻ってこない。
私も涙が止まらなかった。
この小説を書いている今も、涙が止まることはない。
私……
お誕生日おめでとうって、
言ってないよ。
ねぇ、まだ言ってないんだから、
死なないで
ありがとうも
ごめんなさいも
まだまだ足りてない。
すべて言ってない。
なのに
行かないで
昨日まで
元気に水やり
してたじゃん。
なのに
なんで
まだ私は
あなたの死を
受け入れられない。
誰にだって死はやってくる。
でも
あまりにも突然すぎるよ
皆さん。あなたの大切な人、いついなくなるかわかりません。
感謝を伝え、謝り、いつでも気持ちを伝えましょう。
こんな終わり方でごめんなさい。
