萩弥は、地理のプリントを
ぼちぼち見ているだけだ。

優征と洸汰は、
ちゃんと勉強するが…。

「俊。勉強しなくていいのか?」

「俺、全部学校だし。」

「「「・・・。」」」

無表情化とした3人。
ベッドに寝そべる俊に近寄った。

「よし。きっくー。」

「僕が脚ね。萩弥。」

「俺が腕な。」

何かを企んでいるのは確か。

俊は、苦笑いして
ベッドの隅に逃げるが
そんなの御構い無し。

「「「さて。勉強しようか。」」」

「ギャァァァァッ‼︎」

近所迷惑な叫び声が
家中いや、外まで響いた。