……葉月は、受け止めてくれるだろうか。 俺の全部を。 ポケットに入っている四角い箱を確認して、ただ葉月を見つめた。 タイミングを窺いに窺って、崩れた均衡。 零れたコーヒー、内心慌てていただろうイチの間抜け面。 俺は忘れない。 もう絶対に。 泣いた顔、笑った顔。 今までのこと全部受け止めて、一歩踏み出す。 「実は……」