『あの時、君は……』

「どうした?」
「ううん。彰がテニスの話してるとこみると、なんだかかなり生き生きしてるなーって」

あ……
俺、瞳の気持ち何も考えてなかった……

「ご、ごめんな」
「いいよー。それより、私の方こそ、ごめんね?」
「なんで?」
「遊びに……行けなかったから……あの時クッキー焼いてたの。何回か失敗して、作り終わって行ったら、遅くて……」

……俺、こんな健気な事やってる女を一時的な欲求を満たすために呼び出したなんて……

最低だな

俺は、過去を悔やんだ。