『あの時、君は……』

部活は到って普通だった。
あれから俺にちょっかい出す女子は、大概何故か瞳のボールにあたって、俺は助かった。
瞳に礼を言おうとすると、決まって彼女は顔をそらす。

俺、自分の事結構イケてると思ってるんだけど……

瞳みたいに顔を逸らされると……

何気にショック。

でも、俺がテニス一本だとわかった女子は、次々に俺に愛想をつかし、テニス部を辞めて行った。

気付けば、24人いた女テニは、今では8人と三分の一の人数になっていた。