『あの時、君は……』





風を切って、目的地にまで向う。
こんな早く自転車をこぐのは何年ぶりだろうか、足ががたついた。
回りの景色を見る余裕だってなかったし、朝が結構早いということで、車通りも少ないから、広い車道を猛スピードで走った。
なんでかな……瞳の家がとっても遠いような気がした。