『あの時、君は……』







とりあえず、瞳の家に行ってみよう…もしかしたら、まだ間に合うかもしれないし……

そんな微かな希望を持って、俺はとりあえず、自転車にまたがった。
瞳の家までは、歩いて10分と遠からず近からず、という位置に面している。
でも、今の俺の状態から言って、かなり遠い。
自転車をこげば、普通は6分くらい……急げば3分だ。
俺は、悩む余裕もなかった。