きみに逢えた奇跡。

え、いや、ちょ…。

すると人影は一斉に親指を立てて「グッ」の合図をした。

余計なお世話ってこのことかよ。

愛夢を見ると全く気付いてない様子。
能天気すぎだろ!
気づけよ!

困ってると。

~~~♪

また着信がきた。

[おれたちドタキャンってことにして
大丈夫だから!
グットラック(>_<)]

グットラック…。

ここまで言われると、もう2人でみちまいいって思いはじめた。

愛夢にドタキャンされた、って伝えたら
無理矢理納得しようとしてる。

ほんっっと、馬鹿だな。

笑いがこみあがってきたので
いそいで愛夢に背を向けて歩き出す。

はー、これからどうなるんだかな~