約束の小指、誓いの薬指。

「ただいま」


愁くんに埋もれてそう言うと、おかえりと優しく返してくれる。


「疲れた?」


「そうでもないよ」


そんな何ともない会話を交わして、椅子に座って飛行場を眺める。


久しぶりに座る愁くんの左側に、安心する。


「もう、話したいことがたくさんあるの。
向こうでも日本のアニメは人気で、愁くんを知ってる人もいたんだ!
やっぱ日本を代表するだけあるね!

あと、お土産もいっぱい買ってきたよ。
あとで開けよう」


「うん」


おっといけない。はしゃぎすぎてしまった。
そんな私に、まるで子どもを見るように優しい目を向ける愁くん。