約束の小指、誓いの薬指。

「まったくだよ。
だから本当に凛音と1年も会えないって思えないもんな。

はい、これ皆から。
ごめんね、スーパーの袋のままだけど…」


「ありがとう…何が入ってるの?」


伊織から渡された袋の中を覗いてみると、私が好きでよく食べていたお菓子がたくさん入っていた。
そっか。このお菓子もニューヨークでは食べられないんだ。


「わぁ、大事に食べるね。

…あ、バスが来た」


遠くの方から向かって来るバス。
小さく見えていたバスはどんどんと大きくなって、私の目の前に停車した。