「お母さん。よく頑張りましたね〜…
元気な男の子ですよ」



助産師さんから新しいお母さんへ、
俺は手渡された。


新しいお母さんは俺をを割れ物を扱うかのように優しく、そっと抱きながら泣いていた。


まだボンヤリとしか見えていないけれど、

俺には分かるんだ。




だってもう3回目だから。