三回目のデート



「確か……『早く……映見に会いたい』ってところからです」

「いっ!……なぁるぅ~~っ!お前は背後霊かぁーっ!!」


 かなり居たんだなぁ、おいっ!

 しかも、あまーいセリフの時に、よう来なすったなぁ!

 だけど……俺も全然気づかなかったっつーのが、またなんとも言えないし!

 これぞまさに『穴があったら入りたい』だ。

 だぁー、恥ずかしいー!冗談抜きで泣きそうー!!

 俺は、女の子みたいに顔を手で覆って、イヤイヤと体を振った。