三回目のデート



 崇って、ホントにおかしすぎる。

 例え、冬馬君が大きくなっていい男になっても……

 私は……崇以外、考えられないのに。

 ………………

 はっ、私……

 そんなことを思ってたら、今……


 崇とキスしたくなっちゃってる。


 ここではさすがに無理だけど。冬馬君達もいるし。


 ……後で、二人きりの時に……

 って!なんか……やらしくない?

 いくら彼女になれてきたからって、調子に乗りすぎてる。


 見ていたことを崇に気づかれる前に、再びスケッチブックに目を向けた。