「……聞いても、笑いませんか?」 「……うん」 「……ホントは…………『好き』って……言いたかった……んです……」 心臓をバクバクさせながら言うと…… 「……はぁ~~……それ、全然笑えないから。 どっち聞いても俺……萌え死にからは逃れられなかった」 「先輩…………っ」 先輩は、唇をさっきよりも強めに重ねてから…… 「俺も……好きだよ」と、ささやいた。 あぁ、私……もうダメかも。 こんなに心臓を使い過ぎたら…… 萌え死にどころか、 ホントに死んでしまいそう。