それを、そっと抜き取ると…… 「……………………」 目にした瞬間……絶句した。 それは……小さな正方形の袋に、中身が丸くくっきりと浮き出ている物……。 (こっ、これはっ!……) 悪魔・一輝からの贈り物だ……間違いない。映見がこんなこと、100パーするわけないし。 しかし、何でだ?……何で一輝君は……コレを映見の髪に入れたんだ? 頭の中で、木魚をポクポクと叩きながら考えて…… やがて、チーンと答えが出た。