そんな廉を見ながら、咲は思った。



あれ…?
なんだろ…?


今、とっても自然?
…私達…。


でも、人気者も大変だな?


それに、廉くんは優しいし、みんなに好かれてるから…だよね?


私…やっぱり


この人のこと…


と、咲が廉を見ると、 二人は目が合ってしまう。


「……っ!!」

「……っ!!」


同時に目をそらす二人。


せっかく、自然体だったのに…。


そんな空気の中、廉が照れ隠しに口を開いた。


「と…いう事で、チョコ食べたくなったら、いつでもこのチョコ男に連絡して?」


「ぷっ…なにそれ~?」


「ヤバイ、イケてないよね?」


「あははっ、ううん…でもありがとう?」


「うん…」