【完】幼なじみの甘い独占欲。




イラついてることには変わりないのに、こんな弱々しい声で名前を呼ばれて、突き放せる訳がない。


俺は、つくづく心に弱いんだ。


振り返った俺を、目に涙を溜めながら、見つめてくる心。



「お、怒ってるっ…?」



捨てられた子犬のような目で、不安げにそう聞いてきた。