【完】幼なじみの甘い独占欲。




仕方ない、こんなにかっこいいんだもん。


背も高くて顔も小さくて足も長くて目もぱっちりの切れ長で、文句のつけようの無いほどかっこいい見た目をしている。


小学校の頃からクラスで一番モテていたし、年を重ねるにつれ、それは増していった。


地味で取り柄の無いわたしとは、世界が違いすぎる。



幼なじみで、家もお隣。でも、わたしたちには埋めようの無い距離があった。