【完】幼なじみの甘い独占欲。



「わたしと晴ちゃん、幼なじみですよ?」


「…え?付き合ってるんでしょ?」



「学園中の噂だけど」と付け足した要先輩に、わたしは頰が赤くなった。

わ、わたしと晴ちゃんが…!?

付き合ってる…!?



「ち、違いますっ…!付き合ってません!」



全力で否定した。

だ、だって、真っ赤な嘘だもん…!


一体誰がそんな噂…恥ずかしい…っ。


赤く染まる顔を冷まそうと、手でパタパタと扇ぐ。

そんなわたしを見ながら、要先輩は意味深に笑った。



「……なーんだ、そうなんだ。へぇ…じゃあ心ちゃんはフリーか」



フリー…?