けれど三人は振り返って声の主が見えたのか、驚いた様子で固まっているのがわかった。 …だれ? 「か、要先輩…!」 春野さんが、そう口にする。 要、先輩? 「高校生になってまでいじめ?こっわいなー」 「こ、これは…」 「違うんです、元はと言えばこの子が悪くて…」 「あたしらはただ…」 「ぐちぐちうっせーな。とっとと失せなよ」 低い、男の人の声。 春野さんたちは、おびえた様子で後ろの扉から出て行った。