「晴ちゃん…さっきの言い方はキツすぎるよ…女の子にはもうちょっと優しくしてあげなきゃ…」 「は?なんでどうでもいい女に優しくしなきゃなんねーの?」 移動教室の途中。 四人で化学室に向かいながら、わたしは晴ちゃんにさっきの態度について言った。 悪気のなさそうな返事が返ってきて、眉の端を下げる。 「で、でも…春野さんかわいそう…」 「別に関係ないし」 「無駄だよここちゃん。晴はここちゃん以外には鬼対応だから」 「そーよ。こいつの態度は今に始まったことじゃないでしょー」