教室に着くと、すでにほとんどのクラスメイトが登校していた。 その中に、仲良しのアヤカちゃんの姿も。 「アヤカちゃん!おはよう!」 「心おはよ。今日もラブラブ登校ね〜」 「ち、違うよ!家が隣同士だから、一緒に来てるの!」 「そんな必死に否定しちゃって〜、怪しい〜」 ニヤニヤとわたしと晴ちゃんを見てくるアヤカちゃんのセリフに、顔が赤くなるのがわかった。 「おい、近藤。心のことからかうな」 背後から、アヤカちゃんを睨みつける晴ちゃん。