【完】幼なじみの甘い独占欲。




「心、今日一日絶対メガネ外すなよ」

「う、うん…!」



晴ちゃんはそれだけ言って、執事服に着替えに行った。

なんだか、一昨日の一件からずっとそっけない…。

昨日だって…一度も抱きしめてもくれなくて、なんだか寂しかった。


低いテンションのまま、アヤカちゃんと春野さんと、更衣室に向かう。



「なーにどんよりしてんのよ!」



春野さんが、わたしの背中をバシッと叩いた。

うっ、わわっ…!

結構強く叩かれ、その反動で転んでしまう。


そして、転んだ拍子にメガネが飛んで行ってしまった。



ーーーガシャ!



…え?

嫌な音がなって、メガネ飛んで行った方をみた。



「あ…す、すみません…!」



そこには、わたしの割れたメガネと、そのメガネを踏んでしまった男性が申し訳なさそうにおろおろしている姿が。