低い声で文化委員の子にそう言い捨て、不機嫌オーラを醸し出している。
「心にメイド服着て接客なんて、させるか」
そうとうご立腹な様子で、チッと舌打ちを一つ打つ。
は、晴ちゃんっ…何言ってっ…、
「心はダメだ。裏方に回して。俺が許さない」
「は、晴ちゃん…みんな困ってるよ…」
文化委員の人は顔を青くしてるし、周りのクラスメイトもあたふたしている。
決まったことだから、仕方ないよ…!
そう言っても、聞く耳を持たない晴ちゃんは再び舌打ちをした。
ど、どうしようっ…
冷や汗が頰を伝った時、アヤカちゃんが口を開いた。
「なら、あんたと心の店番時間を合わせたらいいじゃない」
「あぁ"?」
「だーかーら、あんたが見張ってたらいい話でしょう?あんたも接客側なんだから。クラス行事なんだから、少しは協調性を大事にしなさいよ!!!」
三度目の、晴ちゃんの舌打ちが教室に響いた。

