…あー、可愛い。 …可愛すぎる。 「まだ、眠たいよぉ…はる、ちゃん…立てなぃ…」 甘えたような声でそう言って、頭を俺の腹にスリスリとすり寄せてくる姿が、もう可愛くてたまらない。 毎朝、理性を保つのに必死だ。 「ん、わかったよ。じゃあ抱っこする?」 「んぅ、する…」 「ほら、おいで」 再び両腕を抱き抱え、心を抱っこしてあげた。 「はい、リビング行くぞ」 そのまま、部屋を降りて一階へ向かう。