まぁ、そんなところも可愛いけど。 俺は一向に起きようとしない心の身体を起こして、両脇を持ち上げ、立たせる。 心はまだ意識がもうろうとしているのか、俺の支えがなければ立っていられないようで、全体重を俺に預けてくる体勢に。 いつも思うけど、軽すぎ…。 俺に寄りかかっていた心は、両腕を俺に巻きつけてぎゅぅっと力なく抱きついてきた。