あと、スカート丈も膝下じゃないと晴ちゃんに怒られる。 「花の高校生なのに、もっとおしゃれしたいよぉ…」 「学校行くのに、おしゃれなんかしなくていいだろ」 「だ、だって、わたし目も悪くないのに眼鏡なんて…「だってじゃない。俺の言うこと聞けねーの?」 言葉を遮られて、うぅっ、とその先を飲み込んだ。 「わかったなら、早く学校行くぞ」 「うっ…はい…」 わたしはしぶしぶ晴ちゃんの自転車の後ろに乗って、二人で学校に向かった。