誰もいない部屋に、二人きり。



「なぁ…もうあいつに告白したの？」



晴ちゃんがわたしに言った第一声はそんなもので、わたしはなにも言わずに俯く。

そんなわたしを、晴ちゃんは突然抱きしめてきた。


強い力で抱きしめられて、泣きたくなる。


晴ちゃん…さっきから、なにしてるの…？


わたし、晴ちゃんの考えてること、わかんないよっ…。