要先輩は、考えるように人差し指を下唇にあててから、「ふぅー…」と息を吐き、髪をかきあげた。
「えーっと、どういうことになってんのか、詳しく聞いていい?」
「き、昨日、晴ちゃんが要先輩のこと気になってんのかとか聞いてきて…」
「おー…またすごい誤解してんね」
「それで、晴ちゃんこそ好きな子とかいないの?って聞いたら…ずっと好きな子がいるって言われてっ…」
「…うん」
「私も要先輩のこと気になってるからって嘘ついて、ごまかしちゃいましたっ…」
全部話し終わったら、要先輩は驚いた表情で目を見開いた。
メニュー