頭の中が、真っ白になる。 「ずっと好きな奴がいる」 晴ちゃんは、追い打ちをかけるように、そう言った。 ーーーえ? ずっと…好きな、人…? う、そ… 「…そ、そうなんだ」 わたしの口から出た声は、情けないほど小さかった。 それ以上、言葉が出ない。 今にも、泣き出しそうだった。 晴ちゃん…好きな人、いたんだ。 そ、そっか…そうなんだっ… ーーどう、しよう。 家の前について、二人で自転車を降りた。