気づいてよ、この気持ち

いや、まさかね…。

あいつがここにいるわけないもんね。うん。

あれは幻だろう。きっと。うん。

でもそれならなんで、あの男はあたしを見つ

めてるの?背中に穴が開きそうなくらいにビ

ンビン視線を感じるんですが。

「ぉぃ。き……てん……ろ?こっ…むけ…よっ」

おい、きづいてんだろ?こっち向けよ?

そう言っているんだとおもうけどこれって、

え、あたしになの?でもどう考えてもそれは

…んーん、もうこうなったらキニシナイ!う

ん、気にしないことが一番だろ!そうだそう

だ!

あたしはそう自分に言い聞かせて、聞きたく

もない校長の話に耳を傾けていると、いつの

間にか式は終わっていた。