「あなたみたいな子が
彼女だったらいいのに」


喫茶店から出ると
微笑みながらそう言った


「い、いやいや!
私なんかに……もったいないです」



「ふふ
……お名前だけ、教えてくれる?」


「橘 光希です」


「光希ちゃん
……本当にありがとう」



アパートに入っていく町田くんのお母さん

町田くんとお母さんの雰囲気は
すごく似ていた