「怖くないよ、泣いてないよ、あたし大丈夫だよ!
みんな、心配かけてごめんなさい!
あと、瀬田はバカっ!」

思い切って顔を上げて、言うだけ言って、瀬田の腕から逃げた。

ぽかんとしてる中川さんからかぼちゃのバックをひったくるように受け取って、あたしは走り出した。