碧人くんが初めて自分のことを話してくれた大切な日。 あのプールサイドで起きた出来事を忘れるわけがない。 碧人くんが言った言葉もだけど、近くに居たときの匂いや体温。 昨日のことのように鮮明に思い出せる。 それくらいわたしにとって特別な日だったんだ。 「じゃあ、約束!夏休みに入ったら一緒に行こうね」 「あぁ」