「リンゴみたいだな。美味しそ。」




ニヤリと笑う彼に少し後ずさる。



「あの、美味しそうって……」




「そうだな、少し味見するか。」




風が強く吹いて桜が今までに無い以上、たくさん舞い始める。



そして彼はそれを見て優しく微笑んだ後、私の頬にキスを落とした。







【END】