白いもの


彼女が僕を呼び止める。


「はい? どうしました? もうしるこは飲みませんよ〜」


「いえ……あの……私……20分であがります!」


彼女はそれだけ言うと女湯へ消えた。


その後から見える耳は、再び真っ赤に染まっていた。