そんな軽い理由なんだ…
よくわかんないけど、とりあえずその理事長はすごくいい人なんだなぁ。
「まず生徒会を復活させないと話にならない。だからお前も入れ」
ちょっと怖い顔をして言う一柳くんに、私はビビリながら答えた。
「な、なんで私なの!?」
「誰でもいいからとりあえず人を集めなきゃいけないんだよ。今は選んでる暇はない」
「だからって…もっとしっかりした生徒会向きの人いっぱいいるでしょ?」
私なんかが生徒会に入ったら、泉と由愛に爆笑されるのが目に見えている。
「…何回も言わせるな。こっちは早く生徒会を集めたいんだよ」
「こ、怖いよ」
この人本当になんなの!?
優しかったり怖かったりよくわかんない!
「それに…熱で倒れたお前を看病してやったのは俺だぞ。礼としてくれくらいの事してくれてもいいだろ」
「はあ?それとこれとは…あ!もしかしてその為に私を看病したってわけ!?」
「お。意外と勘がいいな。もっと頭が悪いと思ってたのに」
フッと笑う一柳くんにカチンときた私は、気がついたら思わず叫んでいた。
「サイテー!」
さっきのは全部取り消し!!
こいつはかっこよくもないし優しくもない!!!
それに運命の人でもないわっ!!!!
「最低でもなんでもいいから俺に協力しろ。何回も言うけど急いでるつっただろ」
「嫌だよ!あんたの頼みなんて聞くわけないじゃん!」
こんな奴と生徒会なんてまっぴらだよ。
「ならこの写真…明日学校にばらまいてもいいのか」
「へ…?」
一柳くんはズボンのポケットからスマホを出すと、私に画面を近づけて見せてきた。
「なっ…!」
スマホの画面に写っていたのは…私の寝顔。しかも口を開けていて、おまけにヨダレを垂らしていた。
「なにこれっ!?いつ撮ったのよっっ」
「さっき。すげえ寝顔だったら思わず撮った」
嘘つけ!
私の弱味を握るために決まってる!
「あんたって本当に最低!!超ー性格悪い!!!」
こんな人初めて会った!
なんでこんな奴にみんなあんなにキャーキャー言ってるの?
絶対だまされてる…
「お前に何言われようが何とも思わないから。で、どうするんだ?この写真をばらまかれてもいいのか?」
「う…」
こいつのことまだよくわかんないし…本当に何するかわかんないから怖いよ…
と、どうしよう…
「安心しろ。お前には副会長をやってもらうつもりだから、特に重大な仕事も押し付けない。俺の言う通りにだけしてくれればいい」
「…」
それで安心しろって言われてもなぁ…
副会長になる事には変わりないわけだし、それに一柳くんの言う通りにするということはこいつの言いなりじゃん!
「ただの人数合わせだ。頼むよ」
一柳くんはそう小さな声で言うと、私から目をそらした。その顔を見て…少しだけ心が揺らぐ。
よくわかんないけど…理事長からの頼みで単位がかかってるみたいだし、とりあえず必死なんだよね…
こいつはかなり性格悪くて考え方も曲ってるけど、私の看病をしてくれまのは事実。
おかけであんなに辛かった体も今は回復している…
私はかなり迷った挙句、半ば諦めたようにため息を吐いた。
「わかった…あんたを手伝うよ」
看病してくれたお礼のつもりだと思えばいいや…かなり大きなお返しだけどね!
「そうか」
「…」
顔を上げた一柳くんと見つめ合い、さっきよりもはなんとなくいい雰囲気に思える…
よくわかんないけど、とりあえずその理事長はすごくいい人なんだなぁ。
「まず生徒会を復活させないと話にならない。だからお前も入れ」
ちょっと怖い顔をして言う一柳くんに、私はビビリながら答えた。
「な、なんで私なの!?」
「誰でもいいからとりあえず人を集めなきゃいけないんだよ。今は選んでる暇はない」
「だからって…もっとしっかりした生徒会向きの人いっぱいいるでしょ?」
私なんかが生徒会に入ったら、泉と由愛に爆笑されるのが目に見えている。
「…何回も言わせるな。こっちは早く生徒会を集めたいんだよ」
「こ、怖いよ」
この人本当になんなの!?
優しかったり怖かったりよくわかんない!
「それに…熱で倒れたお前を看病してやったのは俺だぞ。礼としてくれくらいの事してくれてもいいだろ」
「はあ?それとこれとは…あ!もしかしてその為に私を看病したってわけ!?」
「お。意外と勘がいいな。もっと頭が悪いと思ってたのに」
フッと笑う一柳くんにカチンときた私は、気がついたら思わず叫んでいた。
「サイテー!」
さっきのは全部取り消し!!
こいつはかっこよくもないし優しくもない!!!
それに運命の人でもないわっ!!!!
「最低でもなんでもいいから俺に協力しろ。何回も言うけど急いでるつっただろ」
「嫌だよ!あんたの頼みなんて聞くわけないじゃん!」
こんな奴と生徒会なんてまっぴらだよ。
「ならこの写真…明日学校にばらまいてもいいのか」
「へ…?」
一柳くんはズボンのポケットからスマホを出すと、私に画面を近づけて見せてきた。
「なっ…!」
スマホの画面に写っていたのは…私の寝顔。しかも口を開けていて、おまけにヨダレを垂らしていた。
「なにこれっ!?いつ撮ったのよっっ」
「さっき。すげえ寝顔だったら思わず撮った」
嘘つけ!
私の弱味を握るために決まってる!
「あんたって本当に最低!!超ー性格悪い!!!」
こんな人初めて会った!
なんでこんな奴にみんなあんなにキャーキャー言ってるの?
絶対だまされてる…
「お前に何言われようが何とも思わないから。で、どうするんだ?この写真をばらまかれてもいいのか?」
「う…」
こいつのことまだよくわかんないし…本当に何するかわかんないから怖いよ…
と、どうしよう…
「安心しろ。お前には副会長をやってもらうつもりだから、特に重大な仕事も押し付けない。俺の言う通りにだけしてくれればいい」
「…」
それで安心しろって言われてもなぁ…
副会長になる事には変わりないわけだし、それに一柳くんの言う通りにするということはこいつの言いなりじゃん!
「ただの人数合わせだ。頼むよ」
一柳くんはそう小さな声で言うと、私から目をそらした。その顔を見て…少しだけ心が揺らぐ。
よくわかんないけど…理事長からの頼みで単位がかかってるみたいだし、とりあえず必死なんだよね…
こいつはかなり性格悪くて考え方も曲ってるけど、私の看病をしてくれまのは事実。
おかけであんなに辛かった体も今は回復している…
私はかなり迷った挙句、半ば諦めたようにため息を吐いた。
「わかった…あんたを手伝うよ」
看病してくれたお礼のつもりだと思えばいいや…かなり大きなお返しだけどね!
「そうか」
「…」
顔を上げた一柳くんと見つめ合い、さっきよりもはなんとなくいい雰囲気に思える…



