「ん?」
食堂を出たところの廊下の窓から何気なく見えたのは、すごく大きな噴水で一瞬で目を奪われる。
「あの噴水すごいね!見に行ってもいい?」
「いいけど…見たって何も面白くなんかないぞ?」
「いいの!いいから行こうよ」
気の乗らない様子の一柳くんのYシャツの袖を引っ張って、噴水のある中庭の方に向かう私。
なんだか今日は自然と積極的になれちゃうな。それに一柳くんとの話し方とかも段々わかってきた気がする…前はいちいちドキドキしたり緊張してたけど、今はそれプラス一柳くんと一緒にいると楽しいな!
「近くで見ると更にすごいね~!」
中庭まで来ると、上から見るのとまた違う雰囲気に私は改めて驚いた。
花が咲いているようなモチーフの中から水が溢れ出ていて、ちょっとしたプールくらいの面積まで水が広がっている。噴水を囲むように所々ベンチが置かれていて、本を読む生徒や友達とお喋りしている人達がいた。
「学校にこんな立派な噴水があるなんてすごいね!」
「こんなもの必要ないだろ。水の無駄」
「そんな事ないよ。私がここの学校の生徒だったら毎日ここでお弁当食べたいな」
「弁当といえば…俺は体育祭の時に食べたお前の弁当が食いたい」
思い出したように言う一柳くんに私は「えっ!」と驚いた。
そういえば体育祭の時、生徒会のメンバーでお弁当をシェアしたっけ?一柳くん…私の持ってきたやつバクバク食べてたな。
「あんな弁当初めて食べたから」
「…お弁当作ってもらったことないの?」
「家のシェフが作ったやつしかない。弁当というよりデリバリーに近いな」
噴水の水に映る一柳くん目はどこか寂しそう…両親にお弁当作ってもらったことないなんて…私からしたら考えられない事なのに。
「母親は料理が苦手だから余計に弁当なんて有り得ないんだ」
「そっか…ならまたお弁当作ってくるね!」
今の口ぶりだと両親と上手くいってないわけじゃないのかな…?一柳くんの事少しはわかってきたつもりだったけどまだ知らない事だらけだ。
だけどこれからまた少しずつ知っていけるような気がする。自然にお弁当を作る約束も出来たしね♪頑張っちゃうよ!
「一柳くぅーん!」
その時一柳くんをよぶ甘ったるい声がして振り返ると、女子数人が私達の側にダッシュして来るのが見える。
食堂を出たところの廊下の窓から何気なく見えたのは、すごく大きな噴水で一瞬で目を奪われる。
「あの噴水すごいね!見に行ってもいい?」
「いいけど…見たって何も面白くなんかないぞ?」
「いいの!いいから行こうよ」
気の乗らない様子の一柳くんのYシャツの袖を引っ張って、噴水のある中庭の方に向かう私。
なんだか今日は自然と積極的になれちゃうな。それに一柳くんとの話し方とかも段々わかってきた気がする…前はいちいちドキドキしたり緊張してたけど、今はそれプラス一柳くんと一緒にいると楽しいな!
「近くで見ると更にすごいね~!」
中庭まで来ると、上から見るのとまた違う雰囲気に私は改めて驚いた。
花が咲いているようなモチーフの中から水が溢れ出ていて、ちょっとしたプールくらいの面積まで水が広がっている。噴水を囲むように所々ベンチが置かれていて、本を読む生徒や友達とお喋りしている人達がいた。
「学校にこんな立派な噴水があるなんてすごいね!」
「こんなもの必要ないだろ。水の無駄」
「そんな事ないよ。私がここの学校の生徒だったら毎日ここでお弁当食べたいな」
「弁当といえば…俺は体育祭の時に食べたお前の弁当が食いたい」
思い出したように言う一柳くんに私は「えっ!」と驚いた。
そういえば体育祭の時、生徒会のメンバーでお弁当をシェアしたっけ?一柳くん…私の持ってきたやつバクバク食べてたな。
「あんな弁当初めて食べたから」
「…お弁当作ってもらったことないの?」
「家のシェフが作ったやつしかない。弁当というよりデリバリーに近いな」
噴水の水に映る一柳くん目はどこか寂しそう…両親にお弁当作ってもらったことないなんて…私からしたら考えられない事なのに。
「母親は料理が苦手だから余計に弁当なんて有り得ないんだ」
「そっか…ならまたお弁当作ってくるね!」
今の口ぶりだと両親と上手くいってないわけじゃないのかな…?一柳くんの事少しはわかってきたつもりだったけどまだ知らない事だらけだ。
だけどこれからまた少しずつ知っていけるような気がする。自然にお弁当を作る約束も出来たしね♪頑張っちゃうよ!
「一柳くぅーん!」
その時一柳くんをよぶ甘ったるい声がして振り返ると、女子数人が私達の側にダッシュして来るのが見える。



