次に目が覚めた時には、日が高く昇っていた。 「...!!なっ...なんだ....これ...」 そこには『何も無かった』。 あるのは、潰れた家屋、立ち昇る煙、砂に混じって香る血の匂い、そして 殺された村人達の折り重なった骸だった。