「……死んで、ねぇよう」



半分泣き声のような、高めの声。
沼田は、タカヤの前にしゃがみこんだ。



「よーしよし。おめぇ、歩けるか?」
「……」
「ひとりで付いてこれるなら、拾ってやるよ」



沼田の言葉に。
ようやくタカヤが、目を開く。


そうして。


沼田が驚くような、笑顔を見せた。



「……拾ってくれるの?」