「32番の方、入ってください。」 「はい! 失礼します。」 「じゃあ、そこの椅子に座ってください。」 「はい、よろしくお願いします。」 「なぜ、このオーディションに 参加しようと思ったんですか?」 「私は、まだ事務所に入ったばかりで レッスンの日々が今でも続いています。 ですが、私は人前で演じたことがなく 自分がどれだけ出来ているのかも 分かりません。 なので、こんなこと言うのは 失礼な気がしますが自分を試しに来ました。」 私は、正直に答えた。 「なるほど」 審査員の人が頷いていた。