「晴、どこに行くの?」
と聞いてきた。
「日本の友達に会って来るの」
と言うと、それは晴にとって大切な人?
と聞かれた。
私は大きく頷いた。
「それは男?」
と又、聞かれた。
約束の時間があるのに…
「そうだよ、ごめん急いでいるの」
と言うと
「行かせない」
そう言われて部屋に連れ込まれた。
「トーマスやめて!!
約束があるの!!
あの人に会うために5年間頑張ってきたの!!」
と言ったけど、トーマスの耳には入らなかった。
そして、
「僕と付き合ってくれないかな?」
なんて言い出した。
「無理!!!」
と言った。
いつも怒りとかは抑えてきた。
でも今は我慢ならない。
「昨日、僕の気持ちを受け入れてくれたと思ったのに」
と言われた
「映画のため!
全部、映画のために我慢してきたの!!!」
「じゃあ、選択権をあげる」
「選択権?」
と私は聞いた。
「そう!じゃあ、
僕に抱かれて、彼のところに行くか
抱かれないけど彼のところにも行けない
どっちがいい?」
この人、最低だ
と思った。
「どっちも嫌!って言ったら?」
と聞くと
「そしたら、抱かれるけど、彼にも会えないになるよ」
と怖い顔で言われた。
それは、絶対に嫌だ。
どうしよう、
抱かれるか会えないか。
やっぱり
はじめては、好きな人にあげたい。
会うなら
まだ、チャンスはある!
そう思って
「じゃあ、抱かれないけど会わない
にする」
と言うと驚かれた。
「晴なら抱かれてでも行くと思った」
と言われた。
「じゃあ、会わないのを見張るために、
この部屋にいて。」
と言われた。
しかたなく私は応じることになった。


