絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②

☆☆☆

それから数時間後、あたしたちはスマホの番号を交換しあった後、そのまま解散していた。


外は暗くなり始めていて、あたしもそろそろ帰る時間だ。


しかし、まだやる事はある。


彩美と公恵の2人と別れてから、あたしはスマホを取り出した。


画面にはメッセージが表示されていて、優也さんからだった。


《お店の裏で待ってる》


そのメッセージに従ってデパートの裏へ向かうと、優也さんは喫煙場所でタバコをくわえていた。


「タバコ吸うんですね」


近づいてそう声をかけると、優也さんは慌てて火を消した。


「考え事をしていたら、ついね」


そう言ってばつが悪そうに笑う優也さん。


20歳を超えているし悪い事をしているわけじゃないのに、気を使ってしまう所が可愛いと思った。


「優也さんなら、どっちを選びますか?」


そう聞くと、優也さんはチラリとあたしを見た。


質問の意味は言わなくてもわかっているはずだ。


「正木公恵ちゃんの方でいいと思うよ」