絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②

《mother》の中では一番大きなイベント会社で、主に地域に密着したイベントを開催している。


「夏祭りとか……」


他にも地域のイベントは沢山あるのだけれど、焦っている今の状況ではそんなものしか浮かんでこなかった。


体の内側からブワッと汗をかいている気分だ。


「すごいじゃん!」


公恵がそう言ってくれたので、あたしはホッと胸をなで下ろした。


「でも、それじゃなかなかお金にはならないんじゃない?」


「そうだねぇ。高校生だし、こんなものかなって思ってるけれど」


ここは自然と繋げる事が出来た。


《mother》では、高校生のバイトの時給は県の最低賃金がほとんどだからだ。


「もっと効率のいいバイトがあるよ?」


「え?」


首を傾げると、公恵がグッと身を乗り出してきた。


公恵の友人たちはすでにそのバイトがなんなのか知っているらしく、ニヤニヤと笑っている。


「客引きガール」