絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②

☆☆☆

登校時間ギリギリまで優也さんと計画を練り、学校へ向かったあたしはいつも通り自分の席に座った。


「朱里おはよ!」


後ろからポンッと肩を叩かれて振り返ると、彩美がいつも通りの笑顔を浮かべる。


みんな何も変わらない。


あたしがあの部屋で生き抜いてきたことを、誰も知らない。


「おはよう」


あたしは無理やり口角を上げてほほ笑んだ。


「今日の課題やってきた?」


彩美にそう聞かれ、あたしはキョトンとしてしまった。


課題?


そういえば金曜日に何かプリントを配られていた気がする。


やってない。


やるわけがない。


だって、翔吾と一緒に自殺することを決めたのは先週の月曜日だもん。


課題なんかで時間を潰すわけがない。