誰でもいい。誰でもいいから。
この暗闇から救ってくれるならもう何も言わないから。
樹里にさえ頼れない私がそんなこと言える立場なんかじゃないことはわかっている。
でも、助けてほしい。
心の中が冷たくて苦しくて仕方ないんだ。
いつからこんなに弱くなったんだろう。
こんなこと思ってても気づかないように、認めないようにしてたのに。
熱が出たうえ、負の連鎖が続いたせいだ、きっと。
そのせいにしないとやっていけない。
何もかも上手くいかない。
銀色の男のことも樹里のことも親のことも、全部全部。
もう全部放り投げて消えてしまいたい。


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