銀色の彼




「じゃあ、キスして?」


「シネ」


「ひっどー。傷つくわー」


なんて言いながらケラケラと笑う蘭。


絶対傷ついてないでしょ。



「冗談はいいから」


「えー?これでも冗談じゃねえんだよー?真白ちゃん可愛いし、藤城が懐いてるぐらいだし」


「意味わかんない」


「真白ちゃん、バッサリしてんねえ。もっとこう清楚っぽい子かと思ってたわー」



ああ、そういえば似てること樹里にも言われたな。




「ま、そういうところが面白いんだけど」



クスクスと笑った蘭がスッと目を細める。



「何か顔赤くない?」


「え、」


「熱あるんじゃねえー?」



そう?なんかあんまりよくわかんないかも。


ボーッとしてたらおでこに大きな手があてられて、ビクッとなる。