銀色の彼




「うーん。返してもいいけどねえ。一応全部拾ってるし」


「じゃあ、」


「でも、ただであげるのはやだ」


「……」


「あ、今こいつ面倒くさって思ったでしょー?」



眉間をトンと人差し指で押された。


鋭いし、人のことよく見てるしで厄介なタイプだな。



ハア、とため息を吐く。



「何すればいいの?」


「えー、何してくれる?」


「……何でも」


「真白ちゃん、男にそういうこと簡単に言ったらダメだよー」


「……いいから早くしてよ。できる範囲で」



できる範囲で、を強調して言うと、金髪を触りながら、んー、と面白そうに笑う。