銀色の彼




そんなやり取りをしているうちに、どうやら目的の雑貨屋に到着したようだ。



運転手さんはどうやら車の中で待つらしく、3人で中に入った。



雑貨屋なんて久しぶりかも。


ふーん、最近はこんなキャラクターもいるんだ。


ぬいぐるみや文房具を物色していると、手のひらサイズの首に赤いリボンが巻かれた白いうさぎのぬいぐるみが目に入った。



『お母さん、このうさぎさん買ってー!』


『ダメよ。無駄遣いになるでしょ』


『でも……』


『我慢しなさい』


『……はい』







「シロ?」



横から肩を叩かれ、ハッとなる。



「…何?」


「いや、さっきからその白いうさぎ、ずっと見てたけどこれがどうかしたの?」


「なんでもない」


「そう?ねえ、これとこれどっちがいい?」



そう言って見せてきたのは、茶色のクマのぬいぐるみと緑色の恐竜のぬいぐるみ。



「……どっちでもいいんじゃない?」


「えー!それ答えになってない!」



だって、本当にわからないんだから、仕方ないじゃん。